平成15年度博物館実習 (この実習は終了しています)


 8月初旬から9月にかけて、学芸員資格を取得するための実習が行われました。今年の実習生は学外者も含めて85名となり、
大人数のため例年どおり2回に分かれての実習となりました。内容については以下のとおりです。

1回目 (8月8日〜8月8日)


歴史史料の解読(人文学部教授 岩田浩太郎)

塑像について(教育学部教授 雨宮透)

魚類の形態観察(理学部助教授 半澤直人)

岩石・鉱物の見方(理学部教授 田中久雄)

拓本の取り方、他館見学

2回目 (9月8日〜9月12日)


岩石標本の作成(教育学部助教授 大友幸子)

歴史史料の解読(教育学部教授 伊藤清郎)

写真撮影の実際(人文学部助教授 阿部成樹)

ザリガニの外部形態(理学部教授 中谷勇)

拓本の取り方、他館見学

雨宮先生「塑像について」

塑像、彫像について学び、実際に粘土で造形してみました。

阿部先生「写真撮影の実際」

 カメラの仕組みについて学ぶとともに、実際に絵画資料を見て台帳を作成しました。

大友先生「岩石標本の作成」

 自分で作った標本箱におさまるように、ハンマーで岩石を成形します。馬見ヶ崎の河原にて。

伊藤先生「歴史史料の解読」

 10mもの長い古文書を巻いていきます。きれいに巻くにはコツがいります。

「拓本の取り方」

 大学の正門前にて。

<実習生のレポートから>

・いろんな発見ができて新鮮な気持ちで仕事ができるなら、必死に勉強し、学芸員になるのもいいと思った。(教育学部S.Hさん)

・限られた困難な状況で活動する職員の方々に触れ、マスコミ業界に就職を希望している私は、このような状況を多くの人々に伝えていく仕事をしたいと思った。(教育学部 W.Mさん)

・人文系、自然科学系両方の実習を体験し、基本的なことはある程度理解できたが、これからはより専門的な実習が求められるのではないか。(理学部 A.Gさん)

・博物館職員の実際の仕事を体験できなかったのが残念。他の施設で実習を受けたかった。(人文学部 I.Tさん)

 実習を受講してみて、改めて学芸員になりたいと思った方や逆に自分には向いていないと思った方、そして学芸員ではなく他の職業から博物館に関わっていきたいと思った方もいたようです。この実習で博物館に対する考え方が少なからず変わったのではないでしょうか。また、実習の内容について上記のような不満もあったようですが、できる範囲で有意義な実習にするために努力していきたいと思います。

 文翔館、県立博物館の職員の方々、また、実習を担当してくださった先生方のご協力で、全日程を終了することができました。ありがとうございました。