美術資料データベース公開(2007.3.19)
 本館の所蔵する美術資料がインターネット上から検索できるようになりました。
作家名、作品タイトル、制作年代などから検索できます。
美術資料検索
 本館のことを詠んだお客様の短歌が朝日新聞に掲載されました(2007.3.13)
「こんにちは」と、山形大学附属博物館に響く声。館員ならば振り返らずとも、この声の持主が誰か、すぐにわかるほどの常連のお客様。その日は「博物館のことを詠んだ短歌が2月21日の朝日新聞の山形歌壇に載った。」と知らせに来て下さいました。慌てて新聞を探し、歌のページをめくるとその歌はありました。

 「大学の博物館に時々に行きて学びて今年終われり」

 そのお客様にとっては、何気ない日常の一コマを綴った歌なのでしょう。しかし館員が何よりもうれしいのは、まさにその点にあるのです。、博物館に来ることを日常と感じていただいている事、大変有り難く思います。

 ただ、お客様の歌には一つ間違いが。様々な教えを受け、学ばせていただいているのは館員の方なのです。お客様とともに成長する館、そんな博物館でありたいと思います。

 まだ博物館に足を運んだ事のない方、一度博物館へ来てください。何か気になった事、不思議な事があったら展示室隣の事務室にいつでも声をかけてください。そして博物館へ通いましょう。

 地学資料の展示替えを始めました(2007.2.16)

現在当館では、展示資料解説の英字表記を進めています。その作業にともない、ラベルの作り直しをしています。

 先日ラベルの交換の際に、地学資料コーナーの展示を一部替える作業を同時に行いました。ラベルも以前より情報が増え、見やすくやすくなっています。資料収集者の欄には学生さんが普段お世話になっている先生の名前が載っているかもしれません。

 地学資料コーナは博物館のドアを開けて一番最初のコーナーです。お気軽にどうぞ。

作業の様子
大友幸子学芸研究員(地域教育文化学部教授)が展示替えを担当し、同学部4年生の小野君、鳥羽さんにお手伝いしていただき、作業を行っています。(写真は2月16日の作業から)
 インフォメーションセンターに博物館資料展示(2007.01.10)

インフォメーションセンターに本館の資料を二点展示しております。

 ・美術資料:新海竹蔵《母子》(石膏像)

 ・民俗資料:有明行灯

 新海竹蔵《母子》 1915(大正4)年制作

 この像の作者である、新海竹蔵は1897(明治30)年に山形市十日町に生まれた彫刻家です。《ゆあみ》などで知られる彫刻家、新海竹太郎の甥にあたり、15歳の時に竹太郎のもとへ身を寄せ、以後彫刻家として活躍しました。

 《母子》は新海竹蔵の文展でのデビュー作です。縁あって山形師範学校の工作室、その後は地域教育文化学部(旧教育学部)の彫塑アトリエに長年に渡って保管されてきました。しかし、年月を経て、移動を繰り返すうちに作者などの来歴が不明となってしましました。

 そこで2004年(平成16)年に本館の事業である学内の学術標本の対象として、山形美術館との共同による調査が行われ、第九回文部省美術展覧会に入選した新海竹蔵の《母子》であるとの同定に至りました。発見時の像の状態は制作年から約90年経っていることもあり、日展史に掲載されている制作直後の写真と比べると、表面の石工の剥離や彩色された石膏の汚れが見られました。展示にあたり、表面の破損箇所と下部には修復が施されています。本来、母親の首部分があった作品ですが、オリジナル性を保つために敢えて復元はおこなっておりません。

有明行灯

 江戸時代使用されていた照明器具の一つが行灯。常夜灯として用いられ、四角型の木の枠の中に火袋があり、満月や三日月の窓をつけたものを特に有明行灯と呼びました。

 もともと行灯は携帯用でしたが、提灯が普及すると室内で使用されるようになりました。外側上部と内部底に火皿を置く台があり、明るい光を得たい場合には上部に、常夜灯として使用したい場合には内部におくと横窓から光がもれるような仕組みになっています。

 有明とは明け方のこと、あるいは夜が明けた頃にまだ天に残る月のことをいいます。月のように朝まで夜の闇を照らす有明行灯は機能、デザイン、名称共に月を連想させる風情あふれる照明です。

 年末年始による休館のお知らせ(2006.12.22)

年末年始のため12月27日(水)〜1月4日(木)の間休館いたします。来年は1月5日(金)より開館いたします。
良いお年をお迎えください。

 The Wonder Box ユニヴァーシティ・ミュージアム合同展への参加(2006.11.21)

全国の国立大学法人附属の博物館から、これぞという一点を集めた展覧会が東京藝術大学大学美術館にて開催されています。

 絶滅した動物の剥製、生薬の標本、絵画などが一堂に会するバラエティに富んだ内容となっており、当館所蔵の椿貞雄の描いた油彩画《菊子遊戯之図》も出品されています。

期間:平成18年11月4日(土)〜12月17日(日)

時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日:毎週月曜日

会場:東京藝術大学大学美術館

◇展覧会場の様子◇
右の写真は本館所蔵の《菊子遊戯之図》(椿貞雄)の展示風景。実作品である油彩画の他に近年の調査で撮影された、X線透過画像も合わせてパネル展示されている。
 『建築[見どころ]博物館ガイドブック』に掲載される(2006.10.05)
 彰国社より9月20日に発行された『建築[見どころ]博物館ガイドブック』で本館が紹介されました。

 図書館や工学部についての記述もあります。

 特別展の開催について(2006.010.05)

 2006年特別展「美の再発見物語:山形大学編」を下記の通り開催いたします。

期間:平成18年10月19日(木)〜11月1日(水) 土日休館

会場:中央図書館会議室(小白川キャンパス)

時間:9:00〜17:00

詳細はこちらをご覧ください。

 公開講座受講生募集について(2006.010.05)

 18年度公開講座「山形美術館の傑作たち-6美術史家の競演-」の受講生を募集しています。

 詳細はこちらをご覧ください。

 博物館実習教室変更について(2006.09.01)

下記のとおり、博物館実習における事前及び事後指導の教室を変更いたしました。

実習生は間違いのないよう、お願いします。

          

・9月19日(火)

事前指導 教養115教室 → 教養211教室

・9月26日(火)

事後指導 教養115教室 → 教室112教室

 臨時休館のお知らせ(2006.08.02)

8月の臨時休刊日をお知らせします。

8月14日(月)、15日日(火)、25日(金)は夏季休暇及び博物館実習のため臨時休館いたします。

  

 川西の中学生、博物館を体感(2006.07.31)

  7月27日、28日に川西町と山形大の連携事業「来て見て体感!山形大学」で川西一中の三年生が大学を訪れました。27日は博物館を見学しに15人の生徒がやってきました。

気分は操縦士

 この机と椅子は戦闘機の操縦席を作る技術から製作されたものです。という説明をした途端、「座ってみっだい!」という声が。操縦席と同じ作りと思うと、座るときも心なしか緊張の表情。

 館報32号・古文書史料目録第28号の発行(2006.06.16)

館報32号と古文書史料目録第28号が発行されました。刊行物のページから見ることができます。

 <菊子と牡丹と風景と―椿貞雄油彩画作品の科学調査報告展―>開催のお知らせ(2006.05.17)
   この展覧会は終了いたしました
期   間  5月22日(月)〜6月2日(金)

開館時間  9:00〜17:00(最終日のみ15:30まで)

場   所  山形大学附属図書館1階会議室

料   金  無料

 5月22日(月)〜6月2日(金)の間、<椿と牡丹と風景と―椿貞雄油彩画作品の科学調査報告展―>を開催いたします。この展覧会は平成17年度1学部・部門1プロジェクト「山大文化財リサーチ・プロジェクトPart2」によって科学的調査が行われた椿貞雄の油彩画を中心に構成しています。

 椿貞雄の油彩画や岸田劉生の木版画の他、調査で撮影したX線透過画像、X線エミシオグラフィの展示もあわせて行っておりますので、是非ご高覧ください。

 館報1〜7号が見られるようになりました(2006.04.26)

館報1〜7号がホームページ上から閲覧可能となりました。
刊行物のページから見ることができます。館報32号もまもなくUPいたします。